2022/12/21
アメリカでの和食ブームはもはや一時的なものではなく、しっかりと根付いたひとつの食文化になってきた感があります。多くのアメリカ人が受け入れた「健康」と「美食」という相反する欲求を満たす日本食は、今後もますますファンを増やし続けることでしょう。
そんな日本の食品をアメリカに輸出する上で欠かせないのがFDA認証。
中でも重要なのが「食品製造施設の登録」と「米国代理人の登録」です。日本製の食品や食材をアメリカで流通させるためには、この2つの登録は欠かすことができませんが、皆様はどうされていますか。
日本ではこれまで、この登録、特に米国代理人を専門商社に委託することが多かったようです。米国での販路開拓や英語の問題など、専門商社に米国代理人を託すメリットは確かにあったのかもしれません。しかし実はこれ、日本だけの特殊な事情なのです。多くのアジアの食品メーカーは、米国代理人を商社に頼むことはほとんどありません。なぜならそのこと自体、米国での販路開拓の助けにはならず、むしろ邪魔になると考えるからです。
この写真はニューヨークにある大手のスーパーのお茶売り場の写真です。世界中のお茶がひしめき合って並ぶ中、本家本元の日本製のお茶はせいぜい2つか3つしかありません。なぜでしょうか。
答えは簡単。このスーパーのバイヤーに誰も売り込みに行っていないからです。
米国代理人を任せれば販路を開拓してもらえるというのは、「昭和の発想」かもしれません。 米国代理人は皆様とバイヤーをつなぐ仲人ではありません。国際取引の仲人の主役はとっくにWebに置き換わっています。アメリカの消費者に、おいしい日本食を提供したいと思っているアメリカのバイヤーは、必死で日本の商品を探しています。そのバイヤーがサプライヤーに求める要件のひとつが、FDAのコンプライアンスをメーカー自身が遵守しているかどうかです。米国代理人はFDAの規則に対するコンプライアンスの第一歩であり、それをメーカー自身が維持・管理することに大きな意味があります。
これを機会に米国代理人を、現在のお取引先から米国レジストラ・コープ社へ変更しませんか。
米国レジストラ・コープ社はアジアの食品メーカーの40%以上の米国代理人を務め、彼らのアメリカでの展開をサポートしているFDA認証に関する専門のサービスプロバイダーです。 私たちCBECは、米国レジストラ・コープ社の正規代理店、レジストラ・コープジャパンとして、製造施設及び米国代理人の登録をサポートしています。 これらの業務に加え、販路開拓や越境ECのご相談も承っております。
米国にて日本の商品を確実に施設登録し、認証を取得したいとお考えのお客様に、CBECをぜひご検討いただければ幸いです。 ご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。
※2025年2月に標題・文章の内容を一部改変して再掲しました。
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「はじめてのFDA」では初心者にも分かりやすいコラムを、「FDA News」では米国Registrar Corp.にて取り上げられたFDA関連のニュースをピックアップ・和訳しています。
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